ある浜崎の土蔵
秋深まる中、この春にお知らせしたかった話題をひとつ。
これまで、この春に完成した浜崎の古い建物をいくつかご紹介してきました。
音楽教室の開かれる町家 http://hamasakih.exblog.jp/10832633/
散髪屋さんの町家 http://hamasakih.exblog.jp/10976130/
お菓子屋さんの町家 http://hamasakih.exblog.jp/10624507/
ところが、実はもうひとつ鉄工所の事務所の土蔵というのがあります。
これです!
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ちなみに、元はこんな感じ。
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見た目は土蔵ですが、
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内部はれっきとした事務所です。

トタン板をはずすとこんな感じでしたが、よく見ると壁には海鼠壁の平瓦を留める竹釘の跡、柱には付け庇を支える腕木と持ち送りを挿した加工痕が残され、
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見事に往時の姿に修復することができました。
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実はこの修理工事の途中に担当されていた大工さんが亡くなれました。
人の死とはあっけないものですね。
これからもずっと続くと思っていた毎日が、いきなりシャットダウンされてしまいます。
よく考えると、ずっと続くはずはないんですが・・・。
しかし、仕事は残され、次へと繋がっていきます。
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彼の最後の仕事であろうこの庇は、この土蔵とともに生き続けます。

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こうして、この土蔵の新しい毎日がはじまりました。
- yo -
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by hamasaki_hagi | 2010-10-31 23:58 | 浜崎のまちかどより
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